「北海道=涼しい」というイメージですよね?
実は今、北海道で35℃以上の猛暑日が続出し、「クーラーがないと生活できない…」という声が各地で聞かれています。
この記事では、そんな異常な暑さ原因や、エアコンなしの生活に限界の声が多数上がっていることを解説します。
北海道の気温上昇に驚きの声!
【北海道で記録的猛暑】北見市で観測史上1位の39℃ 暑さでJRが運休し代替バスに長蛇の列…帯広市では名物の豚丼店が臨時休業 暑ければ暑いほど料金が安くなる温泉は入浴客が倍増
— 北海道ニュースUHB (@uhbnews_uhb) July 25, 2025
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今年の北海道は、「避暑地」とは思えないほどの暑さに見舞われています。
2025年7月には、北海道の美幌町でなんと38.2℃を記録し、各地で35℃を超える猛暑日が連日続出しました。
ここでは、暑くなり続ける北海道の異常な夏の実態と、今起きている変化について解説していきます。
北海道が40℃近い気温の現状は?
今年の北海道の夏は本州並みに暑い季節へと完全にシフトしています。
「北海道ってクーラーなくても涼しいんでしょ?」って思われることが多かったのですが、今は全くそんなことはなくなっています。
朝から30℃超え、夜も25℃以上という日が続いているのです。
特に注目したいのが、以下のような異常気象データです。
2025年7月の北海道の気温
- 美幌町:38.2℃
- 紋別:朝の最低気温が27.6℃
- 根室市:33.7℃
- 札幌:35℃を超える予報が複数日
- 帯広・北見:37〜39℃の予報日あり
- 札幌では「熱帯夜(25℃以上)」も続出
これまで北海道は、朝晩が涼しくて過ごしやすいイメージでしたよね。
でも今は、日中の気温が高いだけでなく、夜も暑さが続くというのが大きな変化です。
それに加えて、湿度も高くなってきているので「カラッとした夏」から「蒸し暑い夏」へと確実にシフトしている印象があります。
北海道がなぜ暑い?
北海道では高気圧の重なりやフェーン現象などによって40℃を超える酷暑となりましたね。
— 株式会社エコ・プラン【公式】脱炭素の実行部隊 (@ecology_plan) July 25, 2025
東京の方が気温が低かったのが不思議な感覚でした。… pic.twitter.com/MIWoBi1wbc
これは単なる暑さではなく、構造的に暑くなりやすい条件が重なっているのがポイントです。
フェーン現象とは
簡単に言うと、山を越えて吹き下ろす風が乾燥・高温になる現象のことです。
その結果、北海道の東側を中心に気温が異常に高くなるんです。
フェーン+暑さの仕組み
- 本州上空には強い「太平洋高気圧」が張り出し、北海道まで覆っている
- 台風の発生位置も通常より北寄りで、上昇気流が高気圧をさらに強化
- 高気圧により南から暖かく湿った空気が北海道に流れ込む
- 山を越える際、空気が乾燥&圧縮されて熱を持ち、東側に吹き降ろす
- 結果、フェーン現象が起きて一気に気温が上がる
実際にどうなってる?
気温データからも、北海道の東側で高温になっています。
- 美幌町で38.2℃(観測史上でも極めて異常)
- 根室・紋別などで33〜35℃台を連発
- 朝から30℃超えという朝猛暑も定番に…

毎年夏になると「北海道がいいなぁ」なんて思っていましたが、
正直、北海道でこの暑さとは想像してませんでした。
エアコンなし生活に限界の声多数!
ニュースで全国的に
— ぶらりトール (@TWICEBTS5862) July 25, 2025
高温注意とやってました💦
北海道はエアコンの普及率が
低いから大変だって😓
水分取って気をつけましょうね✨
特に2025年の夏は、記録的な暑さが続き、「エアコンがなくて困ってる…」という声が多くあるようです。
ここでは、実際のエアコン設置率や生活にどんな影響が出ているのかを具体的に見ていきます。
北海道のエアコン設置率は?
【酷暑】北海道で熱中症疑いの搬送者「ハイペース」 クーラー設置率は59%https://t.co/08jhCZnGj4
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 25, 2025
24日に39.0℃を記録した北海道北見市では、2024年7月の搬送者数は65人だったが、今年はすでに95人に。エアコンを設置していない家が多く、設置率は全国平均が94.4%に対し、道内は59%だという。 pic.twitter.com/fwCeoxFuSV
北海道は全国でもエアコン設置率が圧倒的に低く、道内は59%です。
それが今回の猛暑で、逆にリスクになっている状況なんです。
これまでエアコンが必要な気温になる日が少なかったため、建物の断熱性を重視していて、冷房用設備がそもそも無い家も多いのが現状です。
でも、ここに来て連日の猛暑と熱帯夜です。
クーラーがない=命の危険というくらいの状況に変わってきているのです。
生活への影響は?
北海道の夏が「避暑地」から「熱中症リスク地域」へと変わりつつあります。
本州より涼しいというイメージで油断していると、体調を崩す人が実際に増えているのです。
北海道の暑さが危険な理由とは?
- エアコンがない家が多く、室内の温度が異常に上がりやすい
- 外との気温差が少ないため、体を冷やすタイミングがない
- 暑さに身体が慣れていないので、軽い暑さでもダメージが大きい
- 熱中症対策への意識が本州より低い傾向があり、対策が後手に回りがち
今すぐできる暑さ対策
今からエアコンを購入するとしても日にちもかかりますよね。
すぐにできる暑さ対策は以下のとおりです。
- 【遮熱】日中はカーテンや遮光シートで直射日光をカット
- 【換気】朝晩の涼しい時間帯に窓を開けて空気を入れ替える
- 【冷却】首元や脇を冷やす「冷感タオル」や「アイスベスト」などを活用
- 【湿度管理】除湿機や扇風機+氷で湿気と暑さを和らげる
- 【床対策】アルミマットや冷感ラグで床の熱こもりを防ぐ
- 【寝具】冷感敷きパッド、通気性のいいシーツで寝苦しさを軽減
まとめ
今回の記事では、北海道の異常な暑さとエアコン事情について解説しました。
以下にポイントをまとめます。
- 北海道では美幌町で38.2℃を記録し、観測史上まれに見る猛暑に
- 主な原因はフェーン現象と太平洋高気圧、さらに地球温暖化も影響
- エアコン設置率は北海道全体で41.2%と、全国平均と比べてかなり低い
- 熱中症リスクが高まっており、エアコンなし生活は限界に近い
- 今すぐできる対策として、遮熱・換気・冷却グッズの活用が重要
まだまだ暑い夏、みなさん体調に気をつけてお過ごしください!
お読みくださりありがとうございました!