歌舞伎界で注目を集める若手俳優・中村莟玉（なかむら・かんぎょく）さん。
近年ではドラマやメディア出演も増え、「どんな家庭で育ったの？」「親は誰？」「なぜ養子になったの？」という疑問の声が多く上がっています。
この記事では、中村莟玉さんの家族や師匠・中村梅玉さんとの関係、そして養子になった理由について詳しく紹介します。
- 中村莟玉さんの実の両親はどんな人？
- 養子になったのはいつ？
- なぜ中村梅玉さんの養子になったのか？
- 師弟関係について
歌舞伎界の新星・中村莟玉さんの歩んできた道を、見ていきましょう。
中村莟玉(かんぎょく)がかわいいと話題に！
歌舞伎好きとパンダ好きの皆様、パンダ好きの歌舞伎役者、中村莟玉さんがXを始められたそうです。#莟玉さん#パンダ https://t.co/R7JnV0ADMc pic.twitter.com/x4CMbgn5br
— 澤木政輝 (@masaterusawaki) November 5, 2024
歌舞伎界の中村莟玉さんが話題になっています。
まずは、中村莟玉さんのプロフィールをご紹介します。
- 本名：森正 琢磨（もりまさ たくま）
- 生年月日：1996年9月12日（2025年11月現在29歳）
- 出身地：東京都
- 身長：163cm
- 血液型：B型
- 好きなもの：蕎麦・パンダ
- 現在の所属：松竹、ANDSTIR
- 受賞歴：国立劇場特別賞、奨励賞など複数受賞
- 芸歴：約20年、メディア出演も多数
中村莟玉の親は誰？
【新春浅草歌舞伎で奮闘する７人の若武者たち】第３回＝中村莟玉（スポーツ報知）https://t.co/qcXPN7hvFi#中村莟玉 #松竹創業百三十周年#新春浅草歌舞伎
— 中村福助 (@fukusuke9_) January 16, 2025
⬇️新春浅草歌舞伎⬇️https://t.co/ER3E3nY3tA pic.twitter.com/ErHijxrMD4
父親は出版関係の仕事をしており、母親は大の歌舞伎ファンでした。
母親が歌舞伎好きだったことから、幼い頃から自然と歌舞伎に触れる機会が多く、次第に本人も歌舞伎の世界に惹かれていったそうです。
つまり、歌舞伎の名門出身ではなく、一般家庭から努力と情熱で役者の道に進んだという点が特徴です。
養父は人間国宝中村梅玉！
梅玉さんは古典歌舞伎の名手として知られ、多くの弟子を育ててきましたが、自身に男子の実子はいません。
そんな中で、幼い頃から誠実で努力家だった莟玉さんに強い才能を感じ、次第に「跡継ぎ」として期待を寄せていったのです。
養子になった過程を知ると、莟玉さんの努力や情熱の根っこが見えてきますね。
一般家庭からここまで登りつめた道のりに、純粋に尊敬します。
養子になったのはいつ？
歌舞伎俳優の #中村莟玉 さんが
— with編集部 (@with_magazine) November 6, 2024
with digitalに初登場！
幼い頃から歌舞伎を愛し、夢を叶えた中村莟玉さん。インタビューでは舞台のお話はもちろん、意外な素顔を感じるプライベートのお話も満載です。
記事はコチラ
🐼▶︎https://t.co/mWn7LBnh2U#応天の門 @kangyoku_maruru @ohten_stage pic.twitter.com/pTPDp5bQwH
- 2019年：養子入りを正式発表
- 同年11月：「吉例顔見世大歌舞伎」で「初代・中村莟玉」としてお披露目
- 襲名をもって本格的に梅玉一門の後継者として歩み始める
このお披露目は、歌舞伎界でも大きな話題となり、ファンからも「次世代を担う逸材」として期待の声が多く寄せられました。
正式に養子となり、名跡を継ぐ…
まさに人生の転機ですね。
舞台での姿にも、その覚悟と誇りが感じられます。
養子になった理由はなぜ？
梅玉さんが中村莟玉さんを養子に迎えた理由は、主に次の3つです。
- 実子がいなかったため、後継者を求めていた
- 莟玉さんの歌舞伎への情熱と努力を高く評価していた
- 芸の継承と伝統を守るための自然な流れだった
梅玉さんは莟玉さんが7歳の頃から目をかけており、長年にわたる修業や姿勢を見て「この子なら託せる」と判断したといわれています。
「血」ではなく「心と才能」で受け継がれるのが、歌舞伎の世界の魅力。
梅玉さんが莟玉さんに託した想いの深さを感じます。
師弟関係以上の親子のような絆
明日初日！【11月歌舞伎座】
— イヤホンガイド@オンラインストア耳寄屋 (@earphone_guide) October 31, 2019
夜の部イヤホンガイド・字幕ガイドでは中村梅玉さん・中村梅丸改め莟玉さんのインタビューを放送！
昨日収録を行い、心温まるエピソードを沢山伺えました。
夜の部の休憩時間に放送いたします。
ご観劇の際は、ぜひお聴き逃しなく！#イヤホンガイド #字幕ガイド #歌舞伎座 pic.twitter.com/RMSdhFiPRA
中村梅玉さんと中村莟玉さんの関係は、単なる師弟を超えた親子のような深い絆で結ばれています。
- 7歳で梅玉さんのもとへ入門、部屋子として修業を始める
- 数年間の稽古と努力を経て「梅丸」の名を授与
- 約13年の部屋子時代を経て、正式に養子として迎えられる
- 2019年、名跡を「中村莟玉」に改め、跡継ぎの位置づけに
普段から「舞台でも楽屋でも謙虚に」という梅玉さんの教えを守りながら、一門の伝統と精神を受け継いでいます。
舞台上でも親子のような温かいやり取りを見せることがあり、周囲からも「まさに親子そのもの」と評されるほどです。
稽古の厳しさも、支える愛情も、まさに親子そのものですね。
莟玉の由来は？
芸名「莟玉（かんぎょく）」は、梅玉さんの養父・六代目中村歌右衛門の自主公演『莟会』の「莟」と、梅玉の「玉」を合わせたものです。
この名には、未開のつぼみが美しい花を咲かせるようにという期待と祈りが込められています。
名前に込められた意味を知ると、芸名への想いの深さに感動します。
つぼみが花開くという言葉が、まさに今の莟玉さんを象徴していますね。
まとめ
今回は、中村莟玉さんのご両親や養子になった経緯をご紹介しました。
今回のまとめは以下の通りです。
- 中村莟玉さんの実家は一般家庭で、父は出版関係、母は歌舞伎ファン。
- 養父は人間国宝の中村梅玉さん。
- 2019年に芸養子となり、「初代・中村莟玉」を襲名。
- 養子になった理由は、情熱・才能・伝統継承の三つが重なったため。
- 梅玉さんとの関係は師弟を超え、親子のような強い絆で結ばれている。
中村莟玉さんは、一般家庭出身ながら努力と信念で歌舞伎界の未来を担う存在へと成長しました。
梅玉さんとの絆と芸の継承を通じて、今後も歌舞伎界の中心で活躍していくことでしょう。