【2025】芥川賞と直木賞が該当作なしの理由は?選考委員や基準・方法を解説!

【2025】芥川賞と直木賞が該当作なしの理由は?選考委員や基準・方法を解説!
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2025年上半期の芥川賞・直木賞で、なんと両方が「該当作なし」という異例の結果が発表されました。

文学界では27年ぶりの珍しい事態に、読者や出版関係者から驚きと疑問の声が上がっています。

この記事では、今回の決定に至った理由や選考の基準・方法、そしてネットの反応まで詳しく解説します。

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目次

芥川賞と直木賞が該当作なし!

えっ、受賞作ゼロってどういうこと?

2025年7月16日、第171回芥川賞と直木賞、どちらの賞でも該当作なしという結果が発表されました。

報道陣の間でもどよめきが起き、「えー!?」と驚きの声があがったほどです。

このようなケースは27年半ぶりで過去90年の歴史の中でもわずか5回しかなく、非常にまれな出来事です。

では、今回ノミネートされていたのはどんな作品だったのでしょうか?

ノミネート作一覧

第171回 芥川賞 候補作
  • グレゴリー・ケズナジャットさんの「トラジェクトリー」
  • 駒田隼也さんの「鳥の夢の場合」
  • 向坂くじらさんの「踊れ、愛より痛いほうへ」
  • 日比野コレコさんの「たえまない光の足し算」
第171回 直木賞 候補作
  • 逢坂冬馬さんの「ブレイクショットの軌跡」
  • 青柳碧人さんの「乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO」
  • 芦沢央さんの「嘘と隣人」
  • 塩田武士さんの「踊りつかれて」
  • 夏木志朋さんの「Nの逸脱」
  • 柚月裕子さんの「逃亡者は北へ向かう」

どの作品も話題性や実力があると言われていたため、まさか全て選ばれないとは驚きですよね。

選考委員が本気で悩んだことが伝わる結果ですね

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芥川賞と直木賞が該当作なしの理由は?

なぜどれも選ばれなかったの?

今回の選考では、選考委員たちが最終的に「どれも受賞にふさわしい決定打がない」と判断されたため、受賞作なしとなりました。

また、川上弘美選考委員は「それぞれの作品に新しい視点や試みはあったが、もう一踏ん張りしてほしいという感じだった。と語っています。

特に直木賞の選考は4時間以上も続き、途中から「もしかすると該当作なしもあり得る」という空気になっていたと、選考委員の京極夏彦さんが語っています。

極めて最後まで、それぞれの選考委員が受賞作を出そうとあがいていた

引用:毎日新聞

つまり、「どれも悪くはない、だけど突出した一作がなかった」ということです。

本当に真剣に議論された結果なのだと分かりますね

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芥川賞と直木賞の選考委員や基準・方法を解説!

そもそも、誰がどうやって受賞作を決めているの?

芥川賞・直木賞の選考は、それぞれの選考委員によって構成された会議で行われます。

候補作を読み込み、作品の完成度や独自性、表現力、構成、文体などが議論されます。

受賞作を決定するには、選考委員の過半数の賛同が必要です。

そのため、意見が大きく割れたり、納得のいく1作に絞れない場合は、今回のように「該当作なし」になることがあります。

今回の選考委員は誰?

芥川賞 選考委員
  • 平野啓一郎(作家)
  • 島田雅彦(作家)
  • 吉田修一(作家)
  • 小川洋子(作家)
  • 山田詠美(作家)
  • 川上弘美(作家)
  • 松浦寿輝(作家)
  • 奥泉光(作家)
直木賞 選考委員
  • 浅田次郎(作家)
  • 角田光代(作家)
  • 京極夏彦(作家)
  • 桐野夏生(作家)
  • 林真理子(作家)
  • 宮部みゆき(作家)
  • 三浦しをん(作家) ()

日本を代表する作家の方たちが議論しているんですね

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ネットの反応は?

ネットではどんな声が上がってるの?

今回の該当作なしの発表に、X(旧Twitter)ではさまざまな意見が飛び交いました。

  • 直木賞も該当作なしとは意外だったなー
  • 該当なしなら該当なしで何割かは「そんなら候補作で気になってた本読もう」ってほうにスイッチしてくれるんじゃ
  • 該当作なしとは…信じられない思い
  • 今回は特に面白い作品いっぱいあったよ
  • 書店にダメージありそう

多くの人が驚きながらも、色々な受け止め方がありますね。

「該当作なし」という判断が、むしろ候補作への注目を集める結果になっているのかもしれません。

私は、選ばれなかったからこそ読んでみたいという逆転現象もあるかも?って思いました

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まとめ

最後に、これまで紹介してきた内容を振り返ります。

まとめ
  • 第171回 芥川賞・直木賞は27年ぶりに両方とも該当作なし
  • 理由は「完成度や突出性が受賞レベルに達していなかった」と選考委員が判断
  • 選考委員は各賞ともに実力派作家で構成
  • 選考方法は全員一致ではなく、過半数の賛成が必要
  • ネットでは「意外」「残念」の声などさまざま

今回は異例の結果となりましたが、次回の芥川賞・直木賞にどんな作品が選ばれるのか、より一層注目が集まりそうですね。

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